身近な自然を五感で楽しめ、季節を感じられる庭

遊びに来た人や家族みんなが一緒に楽しめる庭」をテーマにした庭の計画です。
敷地が広いため、通常通りのデッキや植栽計画では空間全体がまとまらずただ広いお庭になってしまいます。今回は庭全体をもてなしの場として活用するため、建物からデッキを離して浮島のような空間を創り、周りに草花を植え、家庭菜園のスペースを設けました。
デッキの外側には閉鎖感のあるフェンスではなく低いベンチを取り付け、内と外の両方から使えるようにし、地域のコミュニケーションの場にもなる仕掛けをしました。玄関アプローチ脇にも桟橋のようなデッキを創り、そこでお出迎えや座っておしゃべりすることも出来ます。
また、季節を感じ大きな木漏れ日を作ってくれるモミジのシンボルツリーや芝生のカーポート、保水性のある熔岩ブロックのアプローチなどで微気候デザインの要素を取り入れながら、少し懐かしさのある心地良い和の雰囲気で空間全体の統一感を出しています。